カラーパイプとは?特徴・用途・選び方をわかりやすく解説

商品紹介

建物の配管といえば、グレーの塩ビパイプを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、最近では外観や耐候性を重視した**「カラーパイプ」**が、住宅や商業施設で広く使われています。
この記事では、カラーパイプの特徴や用途、さらに接着方法までわかりやすく解説します。


カラーパイプとは?

カラーパイプとは、主に建築物の配管や排水設備、雨どいなどに使われる色付きの配管です。
多くは硬質塩化ビニル(PVC)や被覆鋼管の表面にカラー樹脂コーティングを施しており、耐食性・耐候性・美観向上などのメリットがあります。


カラーパイプの主な特徴

1. カラーバリエーションが豊富

建物の外壁やデザインに合わせて選べる色が揃っています。
例:シルバー、ホワイト、ココア、アイボリー、グレー、ダークグレー など。

2. 耐候性に優れる

紫外線や雨・湿気による色褪せを防ぎ、美しさを長期間キープ。

3. 高い耐食性

PVC樹脂製や被覆鋼管のため、サビや腐食に強く、メンテナンスも容易。

4. 外観の意匠性アップ

マンション・公共施設など、見た目を重視する建物にも適用可能。

5. 排水性能の安定

内面が滑らかでスケール付着が少なく、長期間安定した排水能力を確保。

6. 施工性の高さ

軽量で切断や加工が容易。金属管よりも施工がスムーズ。


主な用途

  • 建築現場や住宅の排水・通気設備
  • 雨どい、たてとい
  • デッキ材、物干し竿、園芸用支柱
  • 看板やのぼりの支柱

カラーパイプの接着方法とおすすめ接着剤

カラーパイプ(主にVP管・VU管など硬質塩ビ製)の接合には、塩ビ管用接着剤が標準的に使われます。
ここでは代表的な接着剤と特徴を紹介します。

エスロン接着剤 No.73S

  • 製造元:積水化学工業
  • タイプ:透明(ブルー色バージョンあり)
  • 特徴
    • VP管・VU管など幅広いPVC配管に使用可能
    • ブルータイプは塗布状態が一目で分かるため施工ミス防止に有効
    • 標準的な粘度で作業性良好

タフダイン青/カラータフダインブルー

  • 製造元:クボタケミックス
  • タイプ:ブルー色
  • 特徴
    • カラーパイプを含むVP・VU管用のスタンダード接着剤
    • 粘度が低め(150~500mPa・s)で、速乾性に優れる
    • 塗布後の状態が見やすく、特に屋外施工での品質管理に便利

施工ポイント

  • 接着面のホコリ・水分・油分をしっかり除去する
  • 接着剤はたっぷり均一に塗布し、挿入後はすぐに回転させて密着度を高める
  • 固定時間を守り、接合部に負荷をかけない

ヴァリオス KCタフカラーパイプ用 塗料 について

  • タイプ:水性1液(アクリルシリコン系)塩ビ用補修塗料(内部・外部兼用)
  • 用途:株式会社クボタケミックス製「KCカラーパイプ」の補修や表面保護に最適。変色・色あせ・運搬時の傷などを補修可能で、パイプ材を侵さない水性タイプです 。
  • 成分特性
    • 有機溶剤ゼロ(環境・安全対応)
    • 鉛・クロムなどの重金属不使用
    • シックハウス対策済/PRTR法非該当/三種規制対象外

主な特徴

  • 耐可塑剤対応:KCパイプに含まれる可塑剤の影響を受けず、べたつきや乾燥不良を防ぎます 。
  • 驚異的な密着力:付着不良を解消し、しっかり定着します 。
  • 高耐候性・耐水性:屋内外の使用にも対応可能な強耐性 。
  • 安全性:溶剤や重金属を含まない安全な設計 。

カラーバリエーションと容量

用意されている色と容器サイズは以下のとおりです :

カラー名容量ラインナップ
ミルクホワイト50 mL(刷毛付)、700 g
アイボリー同上
シルバーグレー同上
ココアブラウン同上

※カラーは近似色として提供されています。

使用方法の流れ

  1. 下地処理:ゴミ・サビ・劣化塗膜の除去、脱脂洗浄を入念に行う 。
  2. 攪拌:使用前にしっかり混ぜる。必要に応じて清水で希釈(希釈率7%以下)可能 。
  3. 塗布:刷毛ムラが出ないよう丁寧に塗布 。
  4. 乾燥:完全乾燥を確認してから次の作業へ 。
  5. 保管:使用後は蓋をしっかり閉めて保管 。

まとめ

「ヴァリオス KCタフカラーパイプ用」は、KCパイプの補修・保護に特化した、安全性が高く耐候性にも優れた水性塗料です。複数のカラー・容量が揃っており、個別の施工ニーズに柔軟に対応できます。


カラーパイプの選び方ポイント

  1. 設置場所に合う色を選ぶ(外壁色・景観との調和)
  2. 使用用途に合わせた材質を選ぶ(PVCか被覆鋼管か)
  3. 耐候性グレードを確認(屋外使用ならUV対策仕様)
  4. 必要なサイズ・規格を確認(VP管、VU管など)

まとめ

カラーパイプは、見た目と機能性を両立した配管材です。
耐食性・耐候性に優れ、施工も簡単。住宅から公共施設まで幅広く活躍します。
また、適切な接着剤を選ぶことで、長期的な配管性能を確保できます。
建物の美観や機能性を両立したい場合は、カラーパイプと専用接着剤の組み合わせを検討してみてください。


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