新人でも失敗しない!配管工事に必要な工具と使い方ガイド

配管施工知識

はじめに

配管工事は「工具の選び方」と「使い方」がとても重要です。
現場でよく見るトラブルの多くは、工具の扱いに慣れていないことによる施工ミスから起きています。

この記事では、これから配管工事を始める新人やDIYユーザーに向けて、必要な基本工具とその正しい使い方をわかりやすく解説していきます。


① 配管工事で必須の基本工具一覧

工具名主な用途ポイント
パイプレンチ鋼管の締め付け・取り外しサイズに合ったものを選ぶことが重要
モンキーレンチナットの締め付け万能工具。レンチ2本持ちで対向作業が基本
パイプカッター塩ビ管や銅管の切断まっすぐキレイに切断可能。刃の交換も定期的に
面取り器切断後のバリ取り接続不良や漏水を防ぐために必須
パイプねじ切り機鋼管へのネジ加工手動タイプと電動タイプあり
塩ビ用接着剤塩ビ管の接合乾く前に差し込むスピードが求められる
トーチバーナー銅管のロウ付け作業火気使用のため安全管理に注意

② よく使う工具の使い方を解説

▶ パイプレンチの正しい使い方

  1. パイプサイズに合ったレンチを選ぶ
  2. 固定側と回転側で2本を使って“対向作業”
  3. 力任せに回さず、ゆっくり均等に締め付け

💡【ワンポイント】
歯のかかりが浅いとナメやすいので注意!


▶ 塩ビ管の接着手順

  1. 面取り → 乾いた布で水分・汚れを拭く
  2. 接着剤を継手と管の両方に塗る
  3. すぐに差し込み、10秒間固定
  4. 乾燥時間を守って通水(最低15分以上)

💡【コツ】
接着剤は塗りすぎず均一に。固着前に位置調整はNG!


▶ ねじ切り機の注意点(手動タイプ)

  • パイプをしっかり固定してから作業開始
  • 刃を押しつけすぎない。1回転ごとに切り粉を排出
  • ねじ山に潤滑油を使うと仕上がりがきれい

③ 初心者がやりがちなミスと対策

ミス例対策ポイント
工具サイズが合っておらずナメた現場に合った工具サイズを常備
面取りをせず接続して水漏れした面取り器で必ず処理する
接着後すぐに圧力をかけて破損適正乾燥時間を守る(説明書確認)
銅管ロウ付けで過加熱して焼きすぎたトーチは炎の中心で短時間加熱する

④ おすすめ工具セット【初心者向け】

初心者やDIYで使うなら、「配管工具セット」がおすすめ。

トラスコプロ配管工具セット PK-H1(正式名:TRUSCO ピカイチ プロ用配管工具セット 24点セット)は、あらゆる配管作業に適したプロフェッショナル向けの工具セットです。特に水回りの配管工事に便利で、主要なメーカーの工具をバランスよく揃えています。

主な仕様

  • セット内容:24点(詳細な構成は下記参照)
  • 用途:水回り配管工事ほか、幅広い配管作業
  • ツールケース:ブラック、ポリプロピレン(PP)再生材50%使用
  • ケースサイズ
    • 間口:576mm
    • 奥行:256mm
    • 高さ:185mm
  • 質量:9.2kg

セット内容例(代表的な工具)

  • ツールボックス TFP-530
  • アルミパイプレンチ 300mm
  • スーパーラチェット式ワイドモンキー 0~36mm
  • 早送りワイドモータレンチ 0~80mm
  • 他、配管作業・ねじ切り・締付け等に必要な工具類 。

特徴

  • **プロ向けの高品質工具**が揃っており、これ一つで現場配管作業が幅広く対応可能
  • 市場トップクラスの取り扱いメーカーの工具を採用
  • 頑丈なケースに24点を効率よく収納

主に新築・リフォーム現場の水道工事やメンテナンス作業などで、作業効率と安全性を高めたい方に適しています。


まとめ

配管工事に必要な工具は意外とシンプルですが、正しい使い方を知らないまま現場に入ると事故や漏水の原因になります。

  • 基本工具は常に整備・清掃しておく
  • 安全第一で作業する
  • 迷ったらベテランに相談 or メーカーのマニュアル確認

この記事を参考に、しっかりと準備をして安全かつ確実な配管工事を実現しましょう!


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