KKベストとは?ナイスジョイントXとの比較についても解説

商品紹介

KKベストは、株式会社メックが提供するステンレス配管用の継手で、以下の特長があります:

  • 高い耐久性:ステンレス製で腐食に強く、長寿命です。
  • 優れた施工性:独自の構造により、施工が容易で確実です。
  • 多様なラインナップ:さまざまな配管サイズや用途に対応する製品が揃っています。

KKベストの構造と性能

KKベストの構造は、以下のような特徴を持っています:

  • シンプルな構造:部品点数が少なく、組立が容易です。
  • 高い密封性:特殊なシール材を使用し、漏れを防ぎます。
  • 耐圧性:高圧にも耐える設計で、安全性が高いです。

これらの構造により、KKベストは高い性能を発揮します。


KKベストのラインナップ

KKベストは、以下のようなラインナップがあります:

ラインナップ|ステンレス配管用継手「KKベスト」|東尾メック株式会社
KKベストの品揃えを紹介します。お客様のニーズにお応えするため、幅広い形状・サイズのラインナップをご用意しています。
  • サイズ展開:さまざまな配管サイズに対応しています。
  • 用途別製品:一般配管用、給湯配管用など、用途に応じた製品が揃っています。

詳細なラインナップについては、公式サイトをご参照ください。


KKベストの作業手順

KKベストの施工は、以下の手順で行います:

  1. 配管の準備:配管の端部を清掃し、必要に応じて面取りを行います。
  2. 絮手の取り付け:KKベストを配管に挿入し、所定の位置に合わせます。
  3. 締め付け:指定のトルクでナットを締め付け、接続を完了します。

これらの手順により、確実で安全な接続が可能です。

「KKベスト」と「ナイスジョイント」は、いずれもステンレス配管の接続継手ですが、構造・性能・施工方法に違いがあります。後程以下に比較表とともに違いをわかりやすく解説します。

KKベスト まとめ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

KKベストは、ステンレス配管用の絮手として、優れた性能と施工性を備えた製品です。そのシンプルな構造、高い密封性、耐圧性により、さまざまな配管システムでの使用に適しています。また、多様なラインナップと簡便な作業手順により、現場での施工効率も向上します。ステンレス配管の接続において、KKベストは信頼性の高い選択肢と言えるでしょう。


✅ KKベストとナイスジョイントの違い【比較表】

項目KKベスト(東尾メック)ナイスジョイント(オーエヌ工業)
接続方式拡管式+FIロックリング機構。金属と樹脂の複合構造で高い密封性と耐振動性を実現。拡管式+袋ナット締付け構造。ゴムパッキンとバックアップリングを使用し、簡便な接続が可能。
施工性専用工具(拡管機・ナット締付け工具)を使用。施工完了はブラックライトで蛍光インジケーターを確認。専用拡管機を使用。袋ナットの締付けで施工完了。ストローク確認穴で施工状態を確認可能。
耐圧性能最高使用圧力:2.0MPa(20.4kgf/cm²)以下(常温水・空気)※配管径により異なる中圧対応(最高許容圧力2.0MPa)。
耐震性能耐回転トルク性能、耐離脱性能に優れ、長期信頼性が高い。建築基準法の2.5倍以上の耐震性を持ち、消防法認定製品。
再利用性FIロックリングは再利用不可。再接合時は新品のロックリングを使用。一部再利用可能。交換部材(ゴムパッキン等)を用いることで対応。
主な用途空調、給水管など一般設備配管向け。空調、給水管など一般設備配管向け。
耐熱温度0℃〜85℃標準品−15℃〜100℃

🔍 詳しく解説:違いのポイント

1. 接続方式の違い

  • KKベストは、ステンレス管の端部を専用の拡管工具で内側から広げたあと、そこに「FIロックリング」と呼ばれる専用の金属リングを装着し、ナットで締め込む構造です。
  • このとき、リングがパイプ外周を強力に押さえ、金属と樹脂部品が一体化して気密性の高い接続を実現します。
  • 特徴は以下の通り:
  • 拡管による機械的嵌合+金属シールで漏れを防止
  • 締付け完了は「蛍光インジケーター」で確認できるため施工品質を視覚的にチェック可能
  • ナイスジョイントも管の端部を専用工具で拡管しますが、そこにゴムパッキンとバックアップリングを装着し、袋ナットを手または工具で締めるだけというシンプルな構造です。
  • 接続の完了状態は、継手の「確認穴」からナットの締まり具合を目視できます。
  • 特徴は以下の通り:
  • ゴムパッキンによる柔軟なシール性
  • 工具不要または簡易工具で施工でき、現場での作業性が非常に高い
  • 耐圧・耐震性能は十分だが、金属密着型に比べるとやや劣る

2.KKベストとナイスジョイントの使用シーンの違い

KKベスト

使用シーン:高い耐圧性・耐久性・安全性が求められる設備向け

KKベストは、金属リングによる強固な接続構造により、中圧(~2.0MPa)でも長期間の漏れや緩みを防ぐ高信頼性が求められる現場で使用されます。

主な使用場所:

  • 化学プラント配管
  • 医薬品工場や食品工場のサニタリー系配管
  • クリーンルームの冷温水・エア配管
  • ビル設備の高層階給水ライン
  • 溶接不可な箇所や、火気厳禁エリア

選ばれる理由:

  • 高気密・高耐震性能があり、メンテナンス性よりも信頼性を重視
  • 金属シールにより、温度変化や振動に強い

ナイスジョイントX

使用シーン:現場での迅速な施工や、汎用性の高い配管系統向け

ナイスジョイントは、施工性の良さとそこそこの耐圧性を備えており、空調や給水・消火設備など、広く一般建築で採用されています。

主な使用場所:

  • ビル・マンションの空調配管(冷温水)
  • 給水・給湯配管(特に更新・改修時)
  • 消火配管(スプリンクラー系統など)
  • 工場のユーティリティーライン
  • 現場で短時間に配管を終わらせたい状況

選ばれる理由:

  • 袋ナットで締めるだけの簡単施工
  • 再施工や部材交換にも対応しやすく、更新時に便利
  • 特別な技能や訓練がなくても扱える

まとめ

使用条件おすすめ継手
高信頼性・高密封性が必要KKベスト
施工性重視・現場作業が多いナイスジョイント
火気厳禁・溶接不可な現場両者とも有効(条件により選定)
改修・更新を繰り返す現場ナイスジョイント

コメント

タイトルとURLをコピーしました