【徹底解説】タブチ「エコパック」とは?エコキュート配管を効率化するセットの特徴とメリット

商品紹介
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1. はじめに

近年、住宅設備の中でも「エコキュート(家庭用ヒートポンプ式給湯器)」は、省エネ性能の高さから急速に普及しています。特に新築やリフォーム現場では採用率が高く、給湯器まわりの配管施工の効率化と省エネ性が大きなテーマとなっています。

そんな中、配管資材メーカーの タブチ株式会社 が提供しているのが、エコキュート用配管部材をまとめたセット商品 「エコパック」 です。今回は、この「エコパック」の特徴やメリット、具体的な仕様について詳しく解説していきます。


2. タブチ「エコパック」とは?

タブチ「エコパック」は、エコキュートの施工に必要な 三層管(ポリエチレン+アルミ+ポリエチレン)ワンタッチ継手 を中心に、必要部材を一式まとめたパッケージ商品です。

現場に届いたそのままの状態で施工に取り掛かることができるため、資材選定や在庫管理の手間を省き、施工効率を大幅に向上させます。


3. 特徴と仕様

(1) 三層管の採用

エコパックの要となるのは、高耐熱ポリエチレン製の三層管です。

  • 軽量で施工性に優れる
  • 手で曲げられ、形状保持が可能
  • 樹脂管の柔軟性と金属管の耐久性を兼ね備える

銅管やステンレス管に比べて圧倒的に軽量でありながら、強度や耐熱性に優れています。


(2) ワンタッチ継手

同梱される継手は「差し込むだけ」で施工できるワンタッチタイプ。従来のねじ切りやろう付けといった煩雑な作業が不要になり、施工時間を大幅に短縮できます。

さらに継手部分には専用保温材も付属し、断熱・保温性を損なわない設計になっています。


(3) ユニオン継手(DRT2-10YF2、DRT-13YF2)

タブチのユニオン継手は、分解・再接続が容易でメンテナンス性に優れています。

  • DRT2-10YF2:呼び径10A用、コンパクト設計で小規模配管に最適
  • DRT-13YF2:呼び径13A用、エコキュート給湯配管に多用されるサイズ

これらのユニオン継手を組み合わせることで、機器交換やメンテナンス時にも効率的な作業が可能になります。


(4) 高耐久・断熱性

  • 熱伝導率は銅管の1/1000 → お湯が冷めにくい
  • 保温材付きで省エネ効果が高い
  • 屋外でも耐候性が高く、長期間使用可能

断熱性の高さは、省エネ性能だけでなく快適な暮らしにも直結します。


(5) 省施工・省スペース梱包

  • 施工時間は従来の約1/4に短縮可能
  • コンパクトな梱包で在庫管理も容易
  • 環境に配慮したエコ梱包仕様

施工現場での作業効率だけでなく、資材管理の面でもメリットがあります。


4. セット内容

品番

  • UPC13-10ECO(呼び径13A・20m)
    • 三層管(20m)
    • 継手(8個)
    • 継手用保温材
    • その他付属品
  • UPC10-10ECO(呼び径10A・20m)
    • 三層管(20m)
    • 継手(8個)
    • 継手用保温材
    • その他付属品

👉 呼び径10Aと13Aの2タイプがあり、現場の仕様やエコキュートの機種に合わせて選択可能。

  • 三層管(20m、呼び径13A)
  • ワンタッチ継手(8個)
  • 継手用保温材
  • その他付属品

※いずれも 日本水道協会認証登録品 で安心して使用できます。

5. UPC10-10ECO と UPC13-10ECO の比較表

項目UPC10-10ECOUPC13-10ECO
呼び径10A(3/8インチ相当)13A(1/2インチ相当)
管の長さ20m20m
セット内容三層管(20m)、継手8個、継手用保温材、その他付属品三層管(20m)、継手8個、継手用保温材、その他付属品
主な用途小規模給湯設備、単身住宅や小型エコキュート向け標準的な家庭用エコキュート、一般住宅の給湯配管
メリット細径で取り回しがしやすく、狭いスペースの施工に有利標準径で幅広い機種に対応、最も汎用的で選ばれやすい
日本水道協会認証登録品登録品

6. 主な用途

  • エコキュートの温水配管
  • 一般住宅の給湯配管
  • 省エネ性や耐久性が求められる住宅設備

特に「省施工+断熱+高耐久」を求めるエコキュートの現場で力を発揮します。


7. メリットまとめ

タブチ「エコパック」を導入することで得られるメリットは大きく分けて以下の通りです。

  1. 施工時間を短縮(約1/4)
  2. 高耐久・高断熱で省エネ
  3. 部材一式が揃うため在庫・発注の手間削減
  4. ユニオン継手でメンテナンス性向上
  5. 日本水道協会認証品で安心

8.エコパックの施工方法とポイント

タブチ「エコパック」は、従来の銅管や架橋ポリエチレン管を使った工法と比べて大幅に作業が簡素化されています。以下に施工の流れとポイントを整理します。

施工の流れ

  1. 三層管の取り回し
    • 三層管は柔軟性が高く、手で曲げてそのまま形状保持が可能です。
    • 配管経路に合わせて曲げながら敷設することで、無理な力をかけずに施工できます。
  2. ワンタッチ継手で接続
    • 継手(例:DRT2-10YF2、DRT-13YF)は「差し込むだけ」で接続完了。
    • 専用工具不要で施工がスピーディー。接続確認もしやすく、作業時間の短縮に貢献します。
  3. 保温材の装着
    • セットには耐候性のある専用保温材が同梱。
    • 接続部や三層管全体をしっかりカバーし、断熱性・耐久性を長期間確保します。
  4. 通水・漏れ確認
    • 接続が完了したら通水試験を行い、漏れがないかを確認。
    • ワンタッチ継手は確実な保持力があり、漏水リスクを大幅に低減できます。

施工のメリット

  • 作業時間が約1/4に短縮(従来比)
  • 曲げ加工やロウ付け作業不要
  • 誰でも安定した品質の施工が可能
  • 保温性能が高く、エネルギーロスを低減

9. まとめ

タブチの「エコパック」は、エコキュート施工に必要な部材をワンパッケージ化した、省施工・省エネ・高耐久を兼ね備えた商品です。

施工者にとっては 作業効率の向上と手間の削減 が、施主にとっては 省エネ性能と長寿命 が大きなメリットとなります。

今後も普及が進むエコキュート市場において、施工現場の強い味方となることは間違いありません。

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