※本記事にはプロモーションを含みます。
加湿器の水をくむ作業は、現場で誰の担当になっていますか。業務用クラスの大型加湿器はタンクが12Lもあり、強運転ならおよそ6時間で空になります。つまり1日に1回から2回、12kgの水をくんで運ぶ係が必要になるわけです。やがて誰も給水しなくなり、高い加湿器が置物になっている事務所も珍しくありません。この手間を根本からなくす考え方が、水道から直接給水する「水道直結加湿器」です。Junkuu(潤空)は外径4mmのナイロンホースで水道と加湿器をつなぎ、水位センサーが水の減りを検知して自動で給水してくれるシステムです。本記事では製品の中身を数字で押さえたうえで、蛇口アダプター・止水栓分岐・水コンセント新設という3つの接続方法、そして配管側で押さえておきたい勘所を設備目線で整理しました。
- 大型加湿器の給水がなぜ続かないのかを数字で理解できる
- Junkuu(潤空)の製品構成と価格が一覧でわかる
- 蛇口・止水栓分岐・水コンセントの3方式を比較できる
- G1/2とR1/2の違いなど配管側の注意点がわかる
- 常時加圧になるリスクと自動止水栓の役割がわかる
加湿器の給水が続かない理由
加湿器が使われなくなる原因は、能力不足ではありません。ほとんどの場合は給水という単純作業が続かないことにあります。家庭用の小型機なら2Lか3Lのタンクで済みますが、事務所や店舗を加湿しようとすると桁がひとつ変わります。まずはどれくらいの水を人間が運んでいるのか、カタログの数字から逆算して確認しておきましょう。量を把握すると、水道直結という選択肢の意味が見えてきます。
12Lタンクが6時間で空になる計算
パナソニックのヒーターレス気化式加湿機FE-KXP20は、タンク容量12Lに対して強運転の定格加湿能力が2000mL/hです。12Lを毎時2Lで割れば6時間、カタログの連続加湿時間「約6.0時間」とぴったり一致します。
朝9時に満タンにしても、昼過ぎには水が切れる計算です。1営業日を1回の給水で乗り切れる大型加湿器はほぼ存在しません。能力が高い機種ほど水の消費も速くなるため、この矛盾から逃げられないのです。
1シーズンで運ぶ水は約1.8トン
仮に1日12Lを給水するとして、加湿が必要な期間を150日と置きます。12L×150日は1800L、重さに直せば約1.8トンです。2Lのペットボトルに換算すると900本を手で運んだことになります。
必要な水量は「加湿能力(L/h)×稼働時間」で出せます。FE-KXP20を強で9時間動かすなら2L×9時間=18L、12Lタンクでは1.5杯分です。1日の給水回数は「必要水量÷タンク容量」で、答えが1を超えたら日中の追加給水が確定します。この数字を出しておくと、水道直結にかける費用を人件費と比較して判断できるようになります。
タンクが重くて運搬が負担になる
12Lの水はそのまま12kgです。満水のタンクを抱えて給湯室から執務室まで歩く行為は、腰にも床にもやさしくありません。こぼれた水でタイルカーペットが濡れ、滑って転倒するという二次災害も起こりがちでしょう。
給水が止まると加湿も止まる
加湿器は水が切れれば単なる送風機です。インフルエンザ対策や静電気対策のために導入したのに、肝心な時期に空のまま置かれているケースが多発します。設備としての実効性を担保するには、人の善意に頼らない給水の仕組みが要るという結論になります。
事務所に大きい加湿器を入れたんですが、2週間で誰も水を入れなくなりました。
よくある話です。1日18L運ぶ前提なら、最初から水道をひいたほうが早いですよ。
Junkuu(潤空)とは
Junkuu(潤空)は、市販の大型加湿器に水道直結の自動給水機能を後付けするシステムです。加湿器そのものを新規開発しているのではなく、実績のある気化式加湿機に給水ユニットを組み合わせる構成を取っています。住宅からオフィス、病院や工場まで対応をうたっており、公式サイトのほかYahoo!ショッピングの店舗でも購入できます。まずは何が箱に入ってくるのかを押さえておきましょう。
既存の気化式加湿機に給水を足す構成
採用されている本体は、パナソニックのFE-KXP20およびFE-KXP23と、アメリカKaz社のKCM6013Aです。いずれもタンク容量12Lクラスの気化式で、業務用途を想定した大型機にあたります。
そこへ自動給水ユニット、送水器、給水ホース、水道接続セットを組み合わせます。加湿する機能はメーカー機に任せ、Junkuuは給水だけを担うという役割分担です。加湿性能の信頼性を既存メーカーに預けられる点は、設備として評価しやすい設計でしょう。
水位センサーで自動給水する仕組み
自動給水ユニットがタンク内の水位を監視し、水が減ると給水を開始します。送水器が水道の水をホース経由で送り込み、所定の水位まで戻ったら停止する流れです。電源が入っている限り動き続けるので、利用者が水位を気にする必要はありません。
製品ラインナップと価格
公式ネットショップで扱われている品目と価格は次のとおりです。本体まで含むフルセットと、すでにFE-KXPを持っている人向けの給水システム単体が用意されています。
| 品目 | 税抜 | 税込 |
|---|---|---|
| KCM6013A本体&自動給水システムフルセット | 90,800円 | 99,880円 |
| 自動給水システムセット(FE-KXP20・23対応) | 72,600円 | 79,860円 |
| 水漏れ警報付き自動止水栓セット | 34,000円 | 37,400円 |
| 水コンセント用ボックス | 6,000円 | 6,600円 |
| 加湿器用水栓 | 5,000円 | 5,500円 |
| 蛇口用アダプター | 1,000円 | 1,100円 |
フルセットは送料無料で、入金確認から2日後の発送とされています。自動止水栓セットだけは発送が5日後と案内されているため、工期に合わせて早めに手配しておくほうが安全です。
取り付け工事は現在受付停止
公式サイトには東京都と千葉県の工事案内ページがあり、目安として東京は6万円から、千葉は5万円からと記載されています。ただしどちらのページにも「受注が多くなり取り付け工事をお受けできません」との表示が出ている状態です。
つまり現状は、自分で接続するか、地元の水道業者に依頼する前提で検討することになります。配管の知識がある読者にとっては有利な状況ですが、そうでない方は施工者の手配を購入前に済ませておきましょう。
加湿器本体2機種の仕様比較
Junkuuが扱う本体は2系統あり、同じ12Lタンクでも加湿能力が違います。能力差は連続運転時間と適用床面積の両方に効いてくるので、部屋の広さと設置スペースから選ぶのが基本です。設置を請け負う立場なら、本体寸法と重量も事前に確認しておきたい項目でしょう。ここでは公開されている数値を並べて違いを明確にします。
加湿能力と適用床面積
| 項目 | FE-KXP20(パナソニック) | KCM6013A(Kaz) |
|---|---|---|
| 加湿方式 | ヒーターレス気化式 | 気化式 |
| タンク容量 | 12L | 12L |
| 加湿能力(強) | 2000mL/h | 1500mL/h |
| 加湿能力(中/弱) | 1500/1000mL/h | 1200/960mL/h |
| 連続加湿時間(強) | 約6.0時間 | 約8時間 |
| 適用床面積 | プレハブ洋室92㎡/木造和室56㎡ | 約42畳まで |
| 消費電力 | 強32W/中18W/弱8W | 55W |
| 外形寸法 | 高700×幅560×奥280mm | 高460×幅550×奥350mm |
| 質量 | 約16.1kg | 7.2kg |
タンクが同じ12Lでも、能力が高いFE-KXP20のほうが先に水を使い切ります。12÷2.0は6時間、12÷1.5は8時間という単純な割り算で裏付けが取れるでしょう。
消費電力と運転音の差
FE-KXP20はDCモーター搭載で、強運転でも32Wに収まります。待機電力は約0.4W、運転音は強40dB・中34dB・弱25dBと公表されています。執務室に置くなら弱25dBで足りる能力を選ぶのが静音の近道です。
一方のKCM6013Aは55Wと数値が大きめですが、湿度を35〜55%の6段階で設定でき、キャスターも付いています。移動させて使う運用なら、質量7.2kgという軽さが効いてくるはずです。
設置スペースと搬入経路
FE-KXP20は高さ700mm・幅560mmと縦に大きく、脚部を含めると奥行280+25mmになります。薄型で壁に寄せられる形状ですが、約16.1kgを設置場所まで運ぶ段取りは必要です。電源コードは1.8mなので、コンセント位置も先に確認しておきましょう。
給水ホースは外径4mm
このシステムで配管的にいちばん面白いのが給水ホースです。公式サイトは「LANケーブルより細い」と表現しており、外径はわずか4mmのナイロン製です。細いということは、既存の建物に後から通しやすいという意味でもあります。ここがウォーターサーバーや製氷機の配管と同じ考え方で、設備屋なら感覚をつかみやすいところでしょう。
ハサミで切れるナイロンホース
材質はナイロンで、ハサミやカッターで切断できると案内されています。塩ビ管のようにノコギリや専用カッターを出す必要がなく、現場での長さ調整が簡単です。ただし細いホースは切り口が斜めになりやすいため、継手に差し込む前に直角を確認しておきたいところです。
PF管やCD管の中に通せる
公式サイトはPF管やCD管への通線を前提にしています。給水ホースを保護管に通すのは、さや管ヘッダー工法と同じ発想です。将来ホースが劣化しても、保護管が入っていれば壁を壊さずに交換できます。
樹脂管をさや管に通す考え方は給水配管の世界では定番で、オンダ製作所のコルゲートイージーカポリのようにさや管付きの製品も普及しています。加湿器のホースに同じ思想を持ち込んだ形といえるでしょう。
最大100mまで延長できる
標準で20mのホースが付属し、最大100mまで対応するとされています。給湯室の水道から離れた会議室へ引き回す、といった用途が想定できます。送水器というポンプが入っているため、水道の元圧だけに頼らずに距離を稼げる構成になっているわけです。
配管接続の3つの方法
水道側の接続には3つの選択肢があります。工事がまったく不要な方法から、壁の中に配管して水コンセントを新設する方法まで、手間と見栄えが段階的に変わります。公式サイトは止水栓からの分岐を推奨しており、新築であれば計画段階で仕込んでおくのが最善です。それぞれの特徴を整理しておきましょう。
蛇口用アダプターで工事なし
1100円の蛇口用アダプターを使い、既存の蛇口に直接つなぐ方法です。工事が発生しないので、賃貸オフィスや仮設の事務所でも採用できます。ただし蛇口がふさがる点と、ホースが床を走る見栄えの問題は残ります。
止水栓から分岐する(推奨)
キッチンや洗面台の下にある既存の止水栓から分岐を取る方法で、公式サイトが推奨しているやり方です。蛇口を占領せず、ホースもキャビネット内から出せるので納まりがきれいになります。
分岐の金具は既存止水栓のねじ規格に合うものを選ばないと確実に漏れます。給水用の樹脂管継手に慣れている方なら、ダブルロックジョイントの分岐部材と同じ要領で考えられるはずです。
水コンセントを新設する
加湿器を置く壁に給水の接続口をつくる方法です。水コンセント用ボックス6600円と加湿器用水栓5500円を組み合わせ、壁内をPF管で配管します。洗面台のシンク下から壁を経由してリビングまで通すルートが例示されていました。
壁に樹脂ボックスを埋め込む作業は、散水栓ボックスやバルブボックスの施工と考え方が共通しています。城東リプロンの散水栓ボックス解説も参考になるでしょう。
3方式の比較表
| 方式 | 工事 | 主な部材 | 向いている建物 |
|---|---|---|---|
| 蛇口用アダプター | 不要 | 蛇口用アダプター1100円 | 賃貸・仮設・お試し |
| 止水栓から分岐 | 軽微 | 分岐金具・接続セット | 既存住宅・既存オフィス |
| 水コンセント新設 | 必要 | ボックス6600円+水栓5500円+PF管 | 新築・リフォーム |
配管側で押さえる勘所
ここからは製品紹介ではなく、実際に配管する人のための話です。メーカーの説明書には書かれていないものの、知らずに進めると漏水や通線の手戻りにつながる論点が4つあります。ねじ規格、保護管のサイズ、通線距離、そして凍結です。どれも給水配管の基本ですが、加湿器という文脈では見落とされやすい項目でしょう。
G1/2とR1/2を取り違えない
Junkuuの自動止水栓は接続ねじがG1/2で、銀色の金具を外すとR1/2に変更できると案内されています。この2つは外径20.955mm、ねじ山14山/25.4mm、ピッチ1.814mmまで共通ですが、シールの考え方がまったく違います。
| 項目 | G1/2(管用平行ねじ) | R1/2(管用テーパねじ) |
|---|---|---|
| JIS規格 | JIS B 0202 | JIS B 0203 |
| 形状 | 平行(テーパなし) | テーパ1/16 |
| おねじ外径 | 20.955mm | 20.955mm |
| ねじ山数 | 14山/25.4mm | 14山/25.4mm |
| シール方法 | パッキン・Oリングで面シール | シールテープ・シール剤でねじ部シール |
| 主な目的 | 機械的な接合 | 水密・気密の確保 |
Gねじにシールテープを巻いても止水の保証にはなりません。Gねじは必ずパッキンで平面を押さえ、Rねじ側にはシールテープかシール剤を使うのが原則です。巻き方の基本はアーロンテープの解説記事にまとめているので、あわせて確認してください。
PF管は呼び径と内径が一致しない
公式サイトはPF管の14または16を指定しています。ここで注意したいのが、PF管の呼び径は内径の目安であって実測値と一致しないという点です。外径はどの資料でも一致するのに、内径は出典によって数値が揺れます。
| 呼び径 | 外径 | 内径(一般資料) | 内径(メーカー公表例) |
|---|---|---|---|
| PF14 | 21.5mm | 14mm | 16mm |
| PF16 | 23mm | 16mm | 17mm |
| PF22 | 30.5mm | 22mm | 24mm |
| PF28 | 36.5mm | 28mm | 30mm |
通す給水ホースは外径4mmです。PF14の内径が14mmでも16mmでも、断面上の余裕は十分にあります。つまり通線の難しさを決めるのは内径ではなく、曲がりの数と距離です。保護管を太くするより、曲がりを減らすルートを考えるほうが効果が大きいと理解しておけば迷いません。
PF管の通線は10m以内に収める
公式サイトは水コンセント方式でPF管長を10m以内と制限しています。理由は「PF管の通りが悪くなる」ため、つまり摩擦で通線が苦しくなるからです。ホース自体は100mまで延ばせるので、長距離を取りたい場合は露出配管やモールで逃がす設計に切り替えましょう。
床下0℃以下なら保温材を巻く
床下が0℃以下になる環境では、ホースに保温材を巻くよう指示されています。外径4mmという細さは凍結に対して圧倒的に不利で、水量も少ないため流動による凍結防止はほとんど期待できません。寒冷地では保温に加え、シーズンオフの水抜き手順も決めておくのが無難です。
水漏れ対策と自動止水栓
水道直結にするということは、加湿器までのホースが常に水道圧で加圧されるという意味です。これは洗濯機の給水ホースや食洗機の分岐と同じ状態で、便利さと引き換えに漏水リスクを背負います。Junkuuが自動止水栓セットを別売している理由もここにあります。リスクの性質と対策を押さえておきましょう。
常時加圧になる前提を共有する
給水を自動化すると、人がいない夜間や休日も配管に圧がかかり続けます。万一ホースが抜ければ、誰も気づかないまま水が出続ける事態になりかねません。自動給水は漏水も自動で続いてしまう仕組みだと認識しておく必要があります。
漏水の発見にはメーターの確認が有効です。水を一切使わない状態でパイロットが回っていれば漏れが疑われます。詳しくは水道メーター完全ガイドも参考にしてください。
自動止水栓セットの中身
税込37,400円のセットには、自動電動開閉弁1個、電源延長コード1m、水漏れセンサー1個、アラーム付きハブ1個が含まれます。センサーが水を検知すると最大90dBのアラームが鳴り、電動弁が水を止める構成です。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 弁の接続ねじ | G1/2(銀色金具を外すとR1/2) |
| 弁の電源 | AC100V |
| センサー電源 | 単4電池2本・約2年 |
| 水検知部 | 上面1か所・下面2か所 |
| アラーム音量 | 最大90dB |
| 無線通信距離 | 20〜25m(2.4GHz帯) |
検知部が上面と下面に分かれているのは、床をはう水と上から垂れる水の両方を拾う設計でしょう。センサーは加湿器の足元ではなく、接続部の真下に置くのが効果的です。
設置後の返品はできない
特定商取引法に基づく表記には「返品対象外商品につき納品後の返品はお受けしておりません」と明記されています。支払方法は銀行振込と代金引換です。設置場所と接続方法を決めきってから発注するのが前提になるため、迷っている段階では問い合わせで確認しておきましょう。
- 加湿器の設置位置とコンセントの位置
- 水を取る位置(蛇口・止水栓・新設水栓)と既存のねじ規格
- ホースのルートと必要な長さ、保護管の有無
- 施工を誰が行うか(工事は現在受付停止)
導入前に知るべき弱点
便利な仕組みではあるものの、万能ではありません。給水の手間は消えても消えない作業があり、対応機種も限られます。アフィリエイト記事では触れられにくい部分ですが、ここを理解せずに買うと期待外れになるでしょう。公式情報から読み取れる弱点を正直に挙げておきます。
フィルターと水受けの掃除は残る
気化式加湿器は加湿フィルターが常に湿っており、水道水のカルシウムやミネラルが固まって目詰まりします。放置すればにおいが出て、加湿能力も落ちていく一方です。水道直結がなくすのは給水の手間だけで、清掃の手間は残ります。
対応機種が限られている
給水システム単体が対応するのはFE-KXP20とFE-KXP23です。手持ちの加湿器が別機種なら、本体込みのセットを選ぶか本体を買い替える判断になります。汎用の後付けキットではない点は押さえておきましょう。
第三者の口コミがまだ少ない
自動給水システム単体について、利用者の詳しいレビューはウェブ上でほとんど見つかりません。比較検討の材料が公式情報に偏るため、判断は仕様と自分の現場条件で行うことになります。出所の不明な評価を集めるより、問い合わせで仕様を詰めるほうが確実でしょう。
水道直結加湿器のよくある質問
最後に、検討段階で迷いやすい点をまとめました。資格の要否や賃貸での可否など、配管がからむと判断が難しくなる項目を中心に取り上げます。給水装置に手を入れる作業は資格と届け出の対象になり得ます。該当しそうな場合は必ず地元の指定工事店に相談してください。
資格がなくても接続できますか
蛇口用アダプターのように既存水栓へ後付けするだけなら、器具の接続にとどまります。一方で止水栓からの分岐や水栓の新設は給水装置工事に該当する可能性があり、自治体の指定給水装置工事事業者による施工と届け出が求められる場合があります。判断に迷うときは水道局か指定工事店へ確認しましょう。
賃貸オフィスでも使えますか
蛇口用アダプター方式なら建物に手を加えないので採用しやすいでしょう。ただし常時加圧のホースを引き回すことになるため、原状回復や漏水時の責任範囲について貸主の了解を得ておくのが安全です。
井戸水や浄水でも大丈夫ですか
加湿器は一般に水道水の使用が前提です。塩素のない水を使うとタンクやフィルターで菌が繁殖しやすくなります。井戸水や浄水を通したい場合は、本体メーカーの取扱説明書とJunkuuの双方に確認を取ってください。
停電したらどうなりますか
送水器も自動電動開閉弁もAC100Vで動くため、停電中は給水が止まります。加湿器自体も動かないので、加湿も給水も同時に停止する形です。復電後の挙動は機器の仕様によるので、重要施設で使うなら事前に確認しておきたい項目です。
ホースは何年くらいもちますか
公式に耐用年数の記載は見当たりません。ただし常時加圧される樹脂ホースは、洗濯機の給水ホースと同様に経年で硬化します。保護管に通しておけば交換が容易になるので、将来の更新を見込んだルート設計をおすすめします。
まとめ
水道直結加湿器は、加湿設備が使われなくなる原因そのものを取り除く発想の製品です。1日18Lを人が運ぶ現場なら、配管をひくほうが確実に安いという判断になるでしょう。最後に要点を整理します。
数字で見る要点
- 12Lタンクは強運転6〜8時間で空になり、1営業日もたない
- 1日12Lを150日運べば約1.8トン、2Lボトル900本分
- 給水ホースは外径4mm、付属20mで最大100mまで延長可
- フルセット税込99,880円、給水システム単体は税込79,860円
- PF管の通線は10m以内、床下0℃以下なら保温材が必要
配管側のチェックポイント
接続ねじがG1/2かR1/2かを最初に確認し、Gはパッキン、Rはシールテープという原則を外さないことが肝心です。保護管は内径よりルートの曲がりを優先して計画しましょう。常時加圧になる以上、自動止水栓と漏水センサーは保険ではなく標準装備と考えたほうが安心できます。配管材の選び方を広く押さえたい方は給排水管の種類と特徴・選び方もあわせてご覧ください。
まずは仕様と設置条件を確認する
取り付け工事が受付停止中のため、施工者の手配と設置条件の確定が先決です。設置後の返品はできない商品なので、下のリンクから最新の仕様と価格、在庫状況を必ず確認してから発注してください。給水の係を置かずに加湿を続けられる環境は、一度つくれば毎シーズン効いてきます。


コメント